留学生ら18人 被爆体験聞く 広島市中区 被爆80年ヒロシマ8・6
25年8月7日
中四国地方の高校に通う世界11カ国の留学生たち18人が、広島市中区のJMSアステールプラザで被爆者の笠岡貞江さん(92)=西区=の体験記の朗読に耳を傾けた。
フリーアナウンサーの桂幾子さん(65)がピアニスト森岡美和子さん(60)の演奏に合わせ、12歳で爆心地から3・5キロの自宅で被爆して両親を失い、兄に育てられた笠岡さんの半生を語った。
同席した笠岡さんは、戦後の厳しい生活を振り返り「近所の人がお風呂に入らせてくれたり、食べ物を分けてくれたり、何かと助けてくれた。今、私も、自分にできることを何とかしています」と話した。
高校生の留学を支援するAFS日本協会などでつくる実行委員会が企画。オーストリアから如水館高(三原市)に留学しているナタリー・グットマンさん(17)は「両親の死はつらかったはず。人々の優しさのおかげで立ち上がったことに感動した」と話していた。
(2025年8月7日朝刊掲載)
フリーアナウンサーの桂幾子さん(65)がピアニスト森岡美和子さん(60)の演奏に合わせ、12歳で爆心地から3・5キロの自宅で被爆して両親を失い、兄に育てられた笠岡さんの半生を語った。
同席した笠岡さんは、戦後の厳しい生活を振り返り「近所の人がお風呂に入らせてくれたり、食べ物を分けてくれたり、何かと助けてくれた。今、私も、自分にできることを何とかしています」と話した。
高校生の留学を支援するAFS日本協会などでつくる実行委員会が企画。オーストリアから如水館高(三原市)に留学しているナタリー・グットマンさん(17)は「両親の死はつらかったはず。人々の優しさのおかげで立ち上がったことに感動した」と話していた。
(2025年8月7日朝刊掲載)