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マツスタにハト羽ばたく 核廃絶や反戦の映像投影

 広島東洋カープは6日、マツダスタジアム(広島市南区)の観客席に平和の願いを込めたプロジェクションマッピングを投影した。被爆80年に合わせ初めて実施した。

 午後7時から一塁側の内野2階席付近に、平和の象徴の白いハトが羽ばたくアニメーション映像を流した。核兵器の廃絶や戦争反対のメッセージを約2時間、発信。原爆ドーム(中区)と同じ高さ25メートルの位置には緑色の「ピースライン」も浮かび上がった。

 若手3選手と球団職員が見学。岐阜県垂井町出身の高木翔斗捕手(21)は「先人がつくり上げてきた平和を後世に伝えないといけない。いろいろな思いが込められたこの球場で活躍したい」と決意を新たにした。(中川晃平)

(2025年8月7日朝刊掲載)

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