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森保監督「互いに尊重する大切さ」強調 スポーツと平和テーマにシンポ 広島

 スポーツと平和について考えるシンポジウムが7日、エディオンピースウイング広島(広島市中区)であった。被爆80年の節目に広島県サッカー協会が主催。日本サッカー協会の宮本恒靖会長や日本代表の森保一監督が思いを語り合った。

 長崎市出身で、広島で現役選手、指導者として過ごした森保監督は平和な世界の実現に向け「互いに尊重する大切さ」を説いた。代表では「いがみ合うのではなく、建設的な議論で認め合う」ルールを設けていることを明かした。

 会では、国際サッカー連盟(FIFA)に加盟する211の国と地域が、国連加盟国(193カ国)よりも多いことを紹介。宮本会長は「人種も言葉も文化も違う人が、ボール一つでつながることができる」。ワールドカップ(W杯)など自身の経験を交え、スポーツの意義深さを強調した。

 シンポジウムには湯崎英彦知事らも登壇。県協会が招待した企業や県内の指導者ら約160人が参加した。(高橋良輔)

(2025年8月8日朝刊掲載)

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