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「ヒロシマ1945」展 3万人 東京「焼け野原に悲しくなった」

 東京・恵比寿の都写真美術館で開かれている「被爆80年企画展 ヒロシマ1945」の来場者が14日、3万人に達した。17日に閉幕する。

 3万人目は川崎市の中野島小5年稲田圭さん(10)。中国新聞社の木ノ元陽子東京支社長から記念品の図録を受け取った。原爆の被害を学ぼうと、母の良恵さん(54)と訪れ「一発の爆弾で焼け野原になった街並みに悲しくなった。80年前の出来事をしっかり覚えておきたい」と話した。

 同館によると、お盆休みに入り、来場者が増えている。親子連れや若者が時間をかけて写真を見つめているという。  企画展は中国、朝日、毎日の新聞3社、中国放送、共同通信社の主催。1945年に撮影した広島原爆の記録写真と映像計164点を展示している。(宮野史康)

(2025年8月15日朝刊掲載)

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