選手もファンもかみしめる平和 広島でピースナイター
25年8月14日
広島市南区のマツダスタジアムで「ピースナイター2025」があった13日、選手やファンは一投一打に一喜一憂できる日々の尊さを再確認した。広島東洋カープの新井貴浩監督らナインは、原爆の日の8月6日にちなむ背番号86の特別ユニホームで阪神と対戦した。
広島県府中町出身で被爆2世のミュージシャン吉川晃司さんが始球式で熱投し、103キロで捕手のミットに収まった。五回終了後にはジョン・レノンの代表曲「イマジン」をアカペラで熱唱。「カープを応援できる平和な日々がいつまでも続いてほしい」と、右腕と自慢の喉に熱い思いを込めた。
客席コンコースには折り鶴が作れるブースを設け、小園海斗内野手らの作品も展示された。中区の会社員の沖田豊彦さん(58)は「8月6日は広島にとって忘れてはいけない日。語り継いでいかないといけない」と話していた。(千葉教生)
(2025年8月14日朝刊掲載)
広島県府中町出身で被爆2世のミュージシャン吉川晃司さんが始球式で熱投し、103キロで捕手のミットに収まった。五回終了後にはジョン・レノンの代表曲「イマジン」をアカペラで熱唱。「カープを応援できる平和な日々がいつまでも続いてほしい」と、右腕と自慢の喉に熱い思いを込めた。
客席コンコースには折り鶴が作れるブースを設け、小園海斗内野手らの作品も展示された。中区の会社員の沖田豊彦さん(58)は「8月6日は広島にとって忘れてはいけない日。語り継いでいかないといけない」と話していた。(千葉教生)
(2025年8月14日朝刊掲載)