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[戦後80年 芸南賀茂] アート通じ平和考えよう 広島大生 企画・運営 児童11人が制作 東広島

 アート制作を通して平和について考える子ども向けのワークショップが9日、東広島市西条西本町の市民文化センターであった。市教育文化振興事業団が戦後80年に合わせて主催し、広島大の大学院生や学部生たちが企画と運営に携わった。

 市内の小学4~6年の計11人が3班に分かれ、「平和のハトが飛ぶ景色を描こう」のテーマで制作に臨んだ。縦200センチ、横45センチの画用紙に、絵の具で虹や花などを描いた。最後に「仲良くする」「少しのことでけんかしない」といったメッセージを書いたハトを貼り付けて完成させた。

 企画に携わった広島大大学院1年の本多俊介さん(24)は「さまざまな形で平和が表現できることを体感してほしかった」と話す。龍王小6年の渡部好乃さん(11)は「世界がつながっている平和な地球をイメージして大きな円を描いた。みんなそれぞれの平和の表現があることも知れた」と振り返っていた。(石井雄一)

(2025年8月13日朝刊掲載)

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