[被爆80年] 惨禍 被爆者から学ぶ 広島 講話会に親子ら50人
25年8月11日
被爆者から原爆の惨禍について話を聞く講話会が10日、広島市中区のひろしまゲートパークであった。中国新聞社などが被爆80年の特別企画として開き、親子たち約50人が被爆証言に耳を傾けた。
3歳の時に爆心地から約4・8キロの自宅で被爆した内藤達郎さん(83)=佐伯区=が家族を失った自身の経験を語り、靴磨きなどで飢えをしのいだ原爆孤児がいたことも説明した。「世界では今も戦争が起こり、大勢の子どもたちが亡くなっている」と憂い、「戦争の反対語は平和ではなく無関心だ。世界に目を向けてほしい」と来場者に呼びかけた。
家族や友人たちと訪れた東区の小学3年中田由璃香(ゆりか)さん(8)は「戦争はいけないと思った。けんかをしない平和な暮らしをしたい」と話した。
中国新聞社が、広島市出身で被爆3世のシンガー・ソングライターHIPPY(ヒッピー)さん(45)が主催する「原爆の語り部 被爆体験者の証言の会」に特別協力して開いた。(宮田圭)
(2025年8月11日朝刊掲載)
3歳の時に爆心地から約4・8キロの自宅で被爆した内藤達郎さん(83)=佐伯区=が家族を失った自身の経験を語り、靴磨きなどで飢えをしのいだ原爆孤児がいたことも説明した。「世界では今も戦争が起こり、大勢の子どもたちが亡くなっている」と憂い、「戦争の反対語は平和ではなく無関心だ。世界に目を向けてほしい」と来場者に呼びかけた。
家族や友人たちと訪れた東区の小学3年中田由璃香(ゆりか)さん(8)は「戦争はいけないと思った。けんかをしない平和な暮らしをしたい」と話した。
中国新聞社が、広島市出身で被爆3世のシンガー・ソングライターHIPPY(ヒッピー)さん(45)が主催する「原爆の語り部 被爆体験者の証言の会」に特別協力して開いた。(宮田圭)
(2025年8月11日朝刊掲載)