基町高生の「原爆の絵」 東京で展示
25年8月11日
基町高(広島市中区)創造表現コースの生徒が被爆証言を聞き取って描く「原爆の絵」のパネル展が10日、東京・有楽町の東京交通会館地下1階で始まった。16日まで。
2007年度から制作した絵のうち32点を展示した。ひどいやけどを負った友人、遺体を積んだトラック、家族を火葬する人などが想像力を働かせて描かれている。「原爆の悲惨さを改めて感じた」などと生徒のコメントも添えた。
訪れた東京都練馬区の主婦玉手麻子さん(63)は「ここまで再現して描く努力、思いが全ての絵から伝わる」と見入っていた。
戦後80年と開催7周年を記念した冊子も会場で紹介している。卒業生の美術作家Soutenさん(30)が平和をテーマにした連作をパネル展に寄せて掲載。今年はきのこ雲を取り上げ「戦争を知る入り口になってほしい」と語る。
広島県神石高原町で井伏鱒二の小説「黒い雨」の継承に取り組む市民団体の主催。500円。小学生以下と障害者は無料。☎090(2754)5652。(高橋清子)
(2025年8月11日朝刊掲載)
2007年度から制作した絵のうち32点を展示した。ひどいやけどを負った友人、遺体を積んだトラック、家族を火葬する人などが想像力を働かせて描かれている。「原爆の悲惨さを改めて感じた」などと生徒のコメントも添えた。
訪れた東京都練馬区の主婦玉手麻子さん(63)は「ここまで再現して描く努力、思いが全ての絵から伝わる」と見入っていた。
戦後80年と開催7周年を記念した冊子も会場で紹介している。卒業生の美術作家Soutenさん(30)が平和をテーマにした連作をパネル展に寄せて掲載。今年はきのこ雲を取り上げ「戦争を知る入り口になってほしい」と語る。
広島県神石高原町で井伏鱒二の小説「黒い雨」の継承に取り組む市民団体の主催。500円。小学生以下と障害者は無料。☎090(2754)5652。(高橋清子)
(2025年8月11日朝刊掲載)