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核兵器廃絶や平和へ高校生が「広島宣言」 ジュニア国際フォーラム閉幕

 被爆地広島に国内外の高校生たちが集い、平和について話し合う「ひろしまジュニア国際フォーラム」が18日、5日間の日程を終えて閉幕した。最終日は広島市中区で報告会があり、核兵器廃絶や平和構築に向けた道筋を描いた「広島宣言」をまとめ、発表した。

 宣言はA4判8ページで、核廃絶に向けたアイデアを広めるため、若者がソーシャルメディアで情報発信していくべきだと主張。広島には平和構築と核廃絶の道筋を世界中の人々と共有し、意見交換や若者の平和教育の場としての役割を望んだ。

 フォーラムは広島県が主催し、14日に開幕。日本や米国、中国など24カ国85人が参加した。この日は代表者2人が英語で宣言を読み上げ、湯崎英彦知事に手渡した。

 米国から千葉県の高校へ留学中に参加したエリス・ザオさん(16)は「いろんな国の人と意見交換できた。この体験を交流サイト(SNS)で発信したい」と話した。(野平慧一)

(2025年8月19日朝刊掲載)

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