[戦後80年 備後] 戦争と記憶の継承を表現 呉出身の絵本作家、尾道でアート展
25年8月21日
呉市出身の絵本作家、長田真作さん(35)のアート展「赤い日」展が、尾道市西御所町の「ONOMICHI U2」で開かれている。戦争と記憶の継承をテーマに描いた絵画を展示している。9月7日まで。
長田さんは今夏、初めて戦争を題材にした絵本「赤い日」(汐文社)を出版。呉空襲と原爆投下後の広島を体験した祖父をモデルに描いている。
会場では、絵本の世界観を基に描き下ろした12点が並ぶ。戦禍で赤く染まる土地や記憶の忘却、次世代への思いなどを表現した。壁面には絵本のせりふの一節を記したほか、制作への思いを語った映像作品もある。
長田さんは「戦争の意味や個人にもたらす影響について想像を広げるきっかけになれば」と来場を呼びかけている。午前10時~午後6時。会期中無休。(藤田智)
(2025年8月21日朝刊掲載)
長田さんは今夏、初めて戦争を題材にした絵本「赤い日」(汐文社)を出版。呉空襲と原爆投下後の広島を体験した祖父をモデルに描いている。
会場では、絵本の世界観を基に描き下ろした12点が並ぶ。戦禍で赤く染まる土地や記憶の忘却、次世代への思いなどを表現した。壁面には絵本のせりふの一節を記したほか、制作への思いを語った映像作品もある。
長田さんは「戦争の意味や個人にもたらす影響について想像を広げるきっかけになれば」と来場を呼びかけている。午前10時~午後6時。会期中無休。(藤田智)
(2025年8月21日朝刊掲載)