東京の高大生 平和研修 中区 首長会議ネットワーク企画
25年8月21日
東京都内全26市でつくる平和首長会議東京都多摩地域平和ネットワークの加盟都市の高校生と大学生が20日、広島市中区の原爆資料館を訪れ、被爆証言を聞いた。平和の大切さを発信する若い世代を育てる目的で、ネットワークの戦後80年事業として初めて企画した。
国立市や日野市などから26人が参加。8歳の時に己斐町(現西区)の自宅で被爆した八幡照子さん(88)=府中町=が体験を語り、「原爆の残酷さは今も体の奥に染みついている。若い皆さんに平和や核廃絶について考えてほしい」と訴えた。
26人は各市の公募に応じて選考された。核兵器廃絶など4テーマで、来年2月に政策提言する。東大和市の高校2年仙洞田はつねさん(17)は「戦争は被害者も加害者も生む。良いことは何もないと強く思った。平和な世界をつくるために行動したい」と話していた。
2023年発足のネットワークは戦争体験の記憶の継承に力を入れる。一行は22日まで広島に滞在して学ぶ。(新山創)
(2025年8月21日朝刊掲載)
国立市や日野市などから26人が参加。8歳の時に己斐町(現西区)の自宅で被爆した八幡照子さん(88)=府中町=が体験を語り、「原爆の残酷さは今も体の奥に染みついている。若い皆さんに平和や核廃絶について考えてほしい」と訴えた。
26人は各市の公募に応じて選考された。核兵器廃絶など4テーマで、来年2月に政策提言する。東大和市の高校2年仙洞田はつねさん(17)は「戦争は被害者も加害者も生む。良いことは何もないと強く思った。平和な世界をつくるために行動したい」と話していた。
2023年発足のネットワークは戦争体験の記憶の継承に力を入れる。一行は22日まで広島に滞在して学ぶ。(新山創)
(2025年8月21日朝刊掲載)