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原爆資料館 開館70年 広島 資料2万2000点収集

 原爆資料館(広島市中区)は24日、開館から70年を迎えた。これまでに収集した資料は約2万2千点。1945年8月6日の原爆投下がもたらした惨禍を伝え、世界恒久平和を訴えてきた。被爆者が老いを深め、国際情勢の緊張も続く今、その役割は一層重みを増している。

 被爆10年後の55年8月24日、平和記念公園内にオープンした。設計は建築家の丹下健三氏。3度の大規模改修を経て、2019年からは約500点の被爆関連資料が並ぶ本館と、被爆前後の広島の様子などを伝える東館で、入館者を受け入れている。

 被爆者の遺品などの資料は今なお、寄せられている。被爆者健康手帳の所持者数が初めて10万人を下回った今年も、原爆に命を絶たれる前日まで日常をつづった女学生の日記などが託された。

 近年は外国人の入館者の増加が目覚ましい。23年の先進7カ国首脳会議(G7サミット)では、米英仏の核兵器保有3カ国を含む現職首脳が来訪。外国人観光客の増加などを受け、入館者は昨年度、初めて200万人を突破した。被爆80年の今年は、各国の政治指導者の訪問も相次いでいる。(樋口浩二)

(2025年8月24日朝刊掲載)

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