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福山空襲テーマ 市が12月の完成目指す 映像制作への寄付進まず

 戦後80年に合わせ、福山市による福山空襲を題材とする映像制作への寄付が伸び悩んでいる。受け付け終了まで1カ月を切った中、目標金額の3割弱にとどまる。市は「記憶を次世代に継承するため、多くの市民たちと一緒に作り上げたい」と協力を呼びかけている。

 市がふるさと納税制度を使ったガバメントクラウドファンディング(GCF)として、6月16日に受け付けを始めた。事業費約400万円のうち200万円を目標に9月13日まで募るが、今月21日までの寄付は52万7千円。市は引き続き会合や催しでチラシを配り、交流サイト(SNS)で周知を図る。

 1945年8月8日にあった福山空襲では市街地の約8割を焼失し、355人が犠牲になった。映像は体験者3人のインタビューを軸に構成。空襲の概要や歴史的背景が分かる内容を30~40分程度にまとめ、12月の完成を目指す。学校や地域での平和学習の教材として活用するほか、英語字幕も挿入して投稿サイト「ユーチューブ」で国内外に発信する。

 寄付の目標金額を下回った場合、差額は市の財源を充てる。市多様性社会推進課☎084(928)1235。(浜村満大)

(2025年8月23日朝刊掲載)

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