×

ニュース

[戦後80年 島根] 戦争の実態をどう伝えるか 島根大で7日講演会

 島根大法文学部山陰研究センターは7日午後1時から、講演会「アジア太平洋戦争と戦後80年」を松江市西川津町の同大松江キャンパスで開く。当時を知る人が少なくなる中、戦争の実態をどう伝えていくかを考える。無料。

 大和ミュージアム(呉市)の林美和副館長が「戦艦『大和』表象と戦争展示」をテーマに講演。同学部の前田しほ准教授(ロシア文学・文化)は戦勝国としての旧ソ連、岩本崇准教授(考古学)は戦争遺跡の調査研究や保存の意義についてそれぞれ話す。

 当日は、日曜で本来休館の同大総合博物館アシカルも開館する。地元の戦争遺跡や、島根大の前身の旧制松江高と戦争との関わりについての企画展を開いている。

 同センターは「戦争をどう語り継いでいくか、考える機会にしてほしい」と来場を呼びかけている。

(2025年9月1日朝刊掲載)

年別アーカイブ