被服支廠 耐震化費を盛る 文化庁・財務省 26年度概算要求
25年8月30日
文化庁は29日発表した2026年度当初予算の概算要求に、広島市南区にある国重要文化財の被爆建物「旧陸軍被服支廠(ししょう)」の耐震化費用を盛り込んだ。約5億円の見込み。3年間の工事の最終年度となる。
現存する4棟のうち、広島県が持つ1~3号棟の26年度分の工事費の半額を補助する。壁などの鉄骨補強や屋根の補修に取り組み、27年2月に終える見通し。文化庁は県から、3年間の総事業費について26億7千万円と申請を受け、24年度に3億3600万円、25年度に5億4500万円の交付決定をしている。
中国財務局が所有する4号棟は、財務省が26年度分の耐震工事費を概算要求。約2億3千万円となる見込みで、26年9月末の完成を予定する。総事業費9億6千万円のうち、24年度に3億8千万円、25年度は3億5千万円の予算を盛り込んでいた。(堀晋也)
(2025年8月30日朝刊掲載)
現存する4棟のうち、広島県が持つ1~3号棟の26年度分の工事費の半額を補助する。壁などの鉄骨補強や屋根の補修に取り組み、27年2月に終える見通し。文化庁は県から、3年間の総事業費について26億7千万円と申請を受け、24年度に3億3600万円、25年度に5億4500万円の交付決定をしている。
中国財務局が所有する4号棟は、財務省が26年度分の耐震工事費を概算要求。約2億3千万円となる見込みで、26年9月末の完成を予定する。総事業費9億6千万円のうち、24年度に3億8千万円、25年度は3億5千万円の予算を盛り込んでいた。(堀晋也)
(2025年8月30日朝刊掲載)