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広島で被曝医療 海外の医師学ぶ 米とカナダから5人

 米国とカナダの医師たち5人が1日、広島市内で被曝(ひばく)医療を学ぶ研修を始めた。広島県や市などでつくる放射線被曝者医療国際協力推進協議会(HICARE)が招き、5日まで被爆者の医療支援などに取り組む医師や研究者の講義を受ける。

 初日は、県庁で旧ソ連のチョルノービリ(チェルノブイリ)原発や東京電力福島第1原発の事故時のHICAREによる医療支援などの様子を収めた映像を視聴。カナダの医師団体会長のシャーリーン・ルイさん(57)は「放射線による影響を学び、患者の健康状態の把握や今後の支援に生かしたい」と話した。

 2日は広島赤十字・原爆病院(中区)や原爆資料館(同)を訪れ、放射線による人体への影響を学んだり、被爆者の証言を聴いたりする。

(2025年9月2日朝刊掲載)

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