交流糧に 核廃絶誓い新た 高校生平和大使が会見
25年9月12日
第28代の高校生平和大使としてスイス・ジュネーブの国連欧州本部などを訪れ、核兵器廃絶を訴えた広島県内の高校生3人が11日、広島市役所で記者会見した。外交官や若者との交流を通し、「若い世代が活動することが重要とあらためて感じた」と手応えを語った。
3人は、18都道府県から選ばれた大使24人の一員として8月31日~9月5日に渡欧。国連軍縮部欧州事務所で、メラニー・レジンバル所長に11万1071筆の署名を提出した。福山暁の星女子高1年の永戸あみさん(16)=福山市=は「寄せられた声を広める責任を胸に刻んだ」と振り返った。
国連軍縮研究所では「創造性と多様な視点で物事を見てほしい」と助言されたという。ノートルダム清心高2年の下田梨央さん(16)=岩国市=は「核廃絶は大きなテーマ。多様な切り口でアプローチしたい」とし、大使による小中学校への出前授業に意欲を見せた。
基町高3年の中嶋胡桃さん(18)=安佐南区=は現地の高校、大学生との交流に触れ、「核問題に関心がない同世代も、被爆体験には興味を持ってくれた。私たちが伝えることが大切なんだと強く感じた」と決意を新たにしていた。(加納亜弥)
(2025年9月12日朝刊掲載)
3人は、18都道府県から選ばれた大使24人の一員として8月31日~9月5日に渡欧。国連軍縮部欧州事務所で、メラニー・レジンバル所長に11万1071筆の署名を提出した。福山暁の星女子高1年の永戸あみさん(16)=福山市=は「寄せられた声を広める責任を胸に刻んだ」と振り返った。
国連軍縮研究所では「創造性と多様な視点で物事を見てほしい」と助言されたという。ノートルダム清心高2年の下田梨央さん(16)=岩国市=は「核廃絶は大きなテーマ。多様な切り口でアプローチしたい」とし、大使による小中学校への出前授業に意欲を見せた。
基町高3年の中嶋胡桃さん(18)=安佐南区=は現地の高校、大学生との交流に触れ、「核問題に関心がない同世代も、被爆体験には興味を持ってくれた。私たちが伝えることが大切なんだと強く感じた」と決意を新たにしていた。(加納亜弥)
(2025年9月12日朝刊掲載)