叡智学園中生 祈りのアート 平和公園レストハウスで展示
25年9月12日
国際的な教育プログラムを実践する広島叡智(えいち)学園中(広島県大崎上島町)の3年生が、平和をテーマにしたアート作品を作った。戦後80年に合わせ、平和記念公園(広島市中区)のレストハウスで展示会を開き、核兵器も戦争もない世界の実現を訴えた。
総合的な学習の一環で取り組み、「暴力」「平和」「対立」といった七つの観点から伝えたいメッセージを込めて手がけた。立体的な世界地図はロシアのウクライナ侵攻などを報じる各国の写真や新聞記事を印刷した紙で作り、緊迫する国際情勢の背景にある歴史問題にも目を向けたという。作品の一部となる折り鶴を来場者に渡し、平和への思いをつづってもらう参加型アートも考えた。
4日にあった展示会には国内外の観光客たちが来場。生徒が英語で作品のテーマなどを解説していた。同校3年の白田愛琳(あいり)さん(15)は「自分たちにとっても新しい視点を得る機会にし、さらに平和への考えを深めたい」と話した。(新谷枝里子)
(2025年9月12日朝刊掲載)
総合的な学習の一環で取り組み、「暴力」「平和」「対立」といった七つの観点から伝えたいメッセージを込めて手がけた。立体的な世界地図はロシアのウクライナ侵攻などを報じる各国の写真や新聞記事を印刷した紙で作り、緊迫する国際情勢の背景にある歴史問題にも目を向けたという。作品の一部となる折り鶴を来場者に渡し、平和への思いをつづってもらう参加型アートも考えた。
4日にあった展示会には国内外の観光客たちが来場。生徒が英語で作品のテーマなどを解説していた。同校3年の白田愛琳(あいり)さん(15)は「自分たちにとっても新しい視点を得る機会にし、さらに平和への考えを深めたい」と話した。(新谷枝里子)
(2025年9月12日朝刊掲載)