岩国市長「大きな憤り」 岩国FCLP
25年9月19日
岩国市の福田良彦市長は18日、米軍岩国基地の近くで空母艦載機によるFCLPを視察した。実施しないよう国や米軍側に強く求めてきた中で開始されたことについて「大きな憤りを禁じ得ない、というのが率直な思いだ」と述べた。
福田市長は午後6時45分ごろに滑走路そばの堤防を訪れ、離着陸を繰り返す戦闘機を確認した。滑走路から約2キロ離れた同市旭町の住宅街でも夜間の騒音状況をチェックした。訓練の音は住宅街にも響いていた。
福田市長は報道陣の取材に「音量は通常と変わらないが、繰り返されることで市民生活に大きな影響が出ている」と語った。市民からの苦情は初日に90件、2日目は日中の訓練だけで91件寄せられたという。
福田市長は、中谷元・防衛相と岩屋毅外相たちに面会するなどして訓練の取りやめを求めていた。「中止の要請を続けるとともに、運用状況と市民の苦情をしっかりと受け止めたい。国に言うべきことは言いたい」と強調した。(長久豪佑)
(2025年9月19日朝刊掲載)
福田市長は午後6時45分ごろに滑走路そばの堤防を訪れ、離着陸を繰り返す戦闘機を確認した。滑走路から約2キロ離れた同市旭町の住宅街でも夜間の騒音状況をチェックした。訓練の音は住宅街にも響いていた。
福田市長は報道陣の取材に「音量は通常と変わらないが、繰り返されることで市民生活に大きな影響が出ている」と語った。市民からの苦情は初日に90件、2日目は日中の訓練だけで91件寄せられたという。
福田市長は、中谷元・防衛相と岩屋毅外相たちに面会するなどして訓練の取りやめを求めていた。「中止の要請を続けるとともに、運用状況と市民の苦情をしっかりと受け止めたい。国に言うべきことは言いたい」と強調した。(長久豪佑)
(2025年9月19日朝刊掲載)