[被爆80年] 爆心地周辺 自転車で 県が初企画 中高大生ら巡る
25年9月21日
広島市内の被爆遺産を自転車で巡る若者向けのツアーが20日、平和記念公園など市中心部であった。県の主催で、湯崎英彦知事とともに戦前から戦後の復興に至る歩みを学んだ。
県内の中高大学生の計11人が参加。湯崎知事は出発前、広島が軍都だった歴史に触れ「原爆による破壊を経て平和の拠点になった歴史を足と目を使って感じていこう」とあいさつ。民間ガイドの案内で早速、公園内を電動自転車で巡った。
爆心地から約1・4キロ離れた広島大旧理学部1号館や広島電鉄千田車庫の被爆電車も見学。安田女子大4年豊田祥子さん(22)=西区=は「景色を楽しみながら今も残る戦争の痕跡について学ぶことができた」と話した。
ツアーは、国連の「世界自転車デー」創設者で、米モンゴメリ大のレゼック・シビルスキ元教授の提案を受け、県が初めて企画した。(仁科裕成)
(2025年9月21日朝刊掲載)
県内の中高大学生の計11人が参加。湯崎知事は出発前、広島が軍都だった歴史に触れ「原爆による破壊を経て平和の拠点になった歴史を足と目を使って感じていこう」とあいさつ。民間ガイドの案内で早速、公園内を電動自転車で巡った。
爆心地から約1・4キロ離れた広島大旧理学部1号館や広島電鉄千田車庫の被爆電車も見学。安田女子大4年豊田祥子さん(22)=西区=は「景色を楽しみながら今も残る戦争の痕跡について学ぶことができた」と話した。
ツアーは、国連の「世界自転車デー」創設者で、米モンゴメリ大のレゼック・シビルスキ元教授の提案を受け、県が初めて企画した。(仁科裕成)
(2025年9月21日朝刊掲載)