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ポスターに学ぶ平和 ピースウイングで大州小児童 歴代「アピールズ」作品鑑賞

 核兵器廃絶や平和への願いを国内外に発信する「ヒロシマ・アピールズ」ポスターを活用した平和学習が19日、広島市中区のエディオンピースウイング広島であった。南区の大州小の6年生60人が、歴代の作品に込められた思いに触れた。

 児童は多目的室で、日本グラフィックデザイン協会(JAGDA)広島地区の関浦通友(みちとも)さん(52)の説明を受け、Jリーグのロゴマークを手がけた大貫卓也さんたち10人の作品を鑑賞。実物を触ったり、各自で気に入ったポスターを模写したりして、デザイナーがどのように思いを表現しているかを考えた。

 今後、児童は平和をテーマに作品を描き、ポスター集にする。重見歌音さん(12)は「デザインから思いを感じ取るのは少し難しかったけど、工夫して表現されているのが分かった。私も平和への思いを多くの人に伝えられるポスターを作りたい」と話していた。

 昨年度、ポスターが完成した際に児童がスタジアムで記念撮影をした縁で、今回の平和学習の会場に活用した。(馬上稔子)

(2025年9月20日朝刊掲載)

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