×

ニュース

核禁条約集会 来月21日開催 被団協 国会前

 日本被団協は2日、核兵器禁止条約に政府が参加するよう求めて、11月21日に国会前で数百人規模の集会を開くと発表した。被爆80年の節目を捉えた「国民共同の取り組み」にするため一般の参加を広く呼びかける。被団協が街頭での訴えに臨むのは約20年ぶり。

 被団協によると、21日午後4時半から1時間、被爆者や支援者が横断幕やキャンドルを持って結集。代わる代わるマイクをにぎって訴える。7月に共同アピールを出した原水禁国民会議、日本原水協をはじめ各団体に連携を求める。集会前には、近くの会館で政府に署名を提出する場も設ける。

 被団協はかつて、徹夜での座り込みをはじめ街頭に繰り出し、世論と政府に訴える活動に挑んできた。街頭デモは原爆症認定集団訴訟に取り組んだ2000年代以来という。浜住治郎事務局長(79)は「よわいを重ねた被爆者が全国から集まる。訴えに加わってほしい」と参加を呼びかける。

(2025年10月3日朝刊掲載)

年別アーカイブ