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[被爆80年] 戦時中に強制連行 中国人被爆者の歴史的背景学ぶ 広島で18日集会

 戦時中に中国から強制連行され、広島で被爆した孟昭恩さん(1923~2009年)の生涯をたどる集会が18日午後2時、広島市中区の広島弁護士会館である。中国から来日する三男の話を聞くなどし、強制連行や被爆の実態を学ぶ。

 主催する市民団体「広島安野・中国人被害者を追悼し歴史事実を継承する会」によると、孟さんは広島県安芸太田町の安野発電所の建設工事のため強制連行された中国人360人の1人。中国人の間で起きた事件で広島刑務所に収監され被爆した。45年末に帰国した。

 3日に市役所で記者会見した川原洋子事務局長は「中国人被爆者の歴史的背景を知ってほしい」と呼びかける。資料代500円。

 翌19日は午後1時半から安芸太田町で追悼の集いがある。市内発着の送迎(バス代千円、定員20人)が必要な人は15日までに申し込む。同会☎080(3880)8340。

(2025年10月4日朝刊掲載)

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