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　スウェーデンのビクトリア皇太子と夫のダニエル王子が１３日、広島市中区の平和記念公園を初めて訪れ、原爆慰霊碑に献花した。原爆資料館も見学。芳名録には、被爆の惨禍について触れ「忘れられても、繰り返されてもならない」と英語で記した。

　松井一実市長から被爆当時の状況などの説明を受けながら原爆ドームを視察。国旗の色と同じ青と黄の花輪を原爆慰霊碑に供えて黙とうした。原爆資料館を石田芳文館長の案内で、約１時間にわたって見学した。

　同行したマリア・マルメル・ステーネルガード外相は「われわれは非常に心を動かされた。このようなことが二度と繰り返されてはならない」と感想を語った。大阪・関西万博に合わせて来日し、１５日まで滞在する。（河野揚）

（２０２５年１０月１４日朝刊掲載）