[戦後80年 芸南賀茂] 東広島から見た戦争・平和 くららで15日からパネル展
25年10月12日
東広島市から見た戦争と平和をテーマにしたパネル展が15~20日、同市西条栄町の芸術文化ホールくららである。東広島郷土史研究会が戦後80年に合わせて初めて主催し、平和学習に取り組む地元高校生も加わる。18日には被爆者の体験談を聞く関連企画がある。
展示は、戦時中に志和地区の校庭で射撃訓練に臨む若者たちや、戦地に赴く兵士を盛大に送り出す吉川地区の住民たちの様子を写真と文章で解説したパネル約60枚を並べる。うち3枚は賀茂高(西条西本町)の生徒有志が制作。同校の前身である賀茂高等女学校の生徒が原爆投下後に広島市内で救援活動に当たったことなどを伝え、19日は会場で説明役も務める。
西条西本町のサンスクエア東広島アザレアホールでは18日午後1時半から、16歳の時に爆心地から3キロの尾長町(現広島市東区)で被爆した東広島市の宮川静登さん(96)が体験を語る。参加者は班に分かれ、国内外の平和のために一人一人ができることを話し合う。
パネル展、関連企画とも無料。郷土史研究会の赤木達男会長(73)は「戦争や原爆の記憶、平和実現への努力を次世代へ継ぐことは大きな課題。世代を超えて語り合うきっかけにしたい」と話す。赤木会長☎090(1010)0472。(教蓮孝匡)
(2025年10月12日朝刊掲載)
展示は、戦時中に志和地区の校庭で射撃訓練に臨む若者たちや、戦地に赴く兵士を盛大に送り出す吉川地区の住民たちの様子を写真と文章で解説したパネル約60枚を並べる。うち3枚は賀茂高(西条西本町)の生徒有志が制作。同校の前身である賀茂高等女学校の生徒が原爆投下後に広島市内で救援活動に当たったことなどを伝え、19日は会場で説明役も務める。
西条西本町のサンスクエア東広島アザレアホールでは18日午後1時半から、16歳の時に爆心地から3キロの尾長町(現広島市東区)で被爆した東広島市の宮川静登さん(96)が体験を語る。参加者は班に分かれ、国内外の平和のために一人一人ができることを話し合う。
パネル展、関連企画とも無料。郷土史研究会の赤木達男会長(73)は「戦争や原爆の記憶、平和実現への努力を次世代へ継ぐことは大きな課題。世代を超えて語り合うきっかけにしたい」と話す。赤木会長☎090(1010)0472。(教蓮孝匡)
(2025年10月12日朝刊掲載)