ノーベル平和賞にマチャド氏 「私たちも強い意志で」 高校生大使 今後の活動へ意欲
25年10月11日
今年のノーベル平和賞にベネズエラの野党指導者マリア・コリナ・マチャド氏が選ばれた10日、広島の高校生平和大使は功績をたたえ、核兵器廃絶に向けた今後の活動へ意欲を高めた。
平和大使は近年、平和賞の候補となっている。この日は現役の大使2人が広島市役所に待機し、タブレット端末で発表の中継を見守った。基町高3年中嶋胡桃さん(18)=安佐南区=は、民主主義を求め、独裁色を強める政権に対抗するマチャド氏に敬意を表した。「自分の身の危険を感じながら、多くの人の平和で民主的な暮らしに尽力している。勇敢で強い女性に私もなりたい」と語った。
平和大使は核兵器廃絶を求める署名集めに取り組む。ノートルダム清心高2年下田梨央さん(16)=岩国市=は「私たちの活動も無関係ではない」と強調。自身は沿道から冷ややかなまなざしを向けられたこともあると明かし、「私たちも逆境の中でも諦めず、強い意志を持って活動したい」と意気込んだ。(下高充生)
(2025年10月11日朝刊掲載)
平和大使は近年、平和賞の候補となっている。この日は現役の大使2人が広島市役所に待機し、タブレット端末で発表の中継を見守った。基町高3年中嶋胡桃さん(18)=安佐南区=は、民主主義を求め、独裁色を強める政権に対抗するマチャド氏に敬意を表した。「自分の身の危険を感じながら、多くの人の平和で民主的な暮らしに尽力している。勇敢で強い女性に私もなりたい」と語った。
平和大使は核兵器廃絶を求める署名集めに取り組む。ノートルダム清心高2年下田梨央さん(16)=岩国市=は「私たちの活動も無関係ではない」と強調。自身は沿道から冷ややかなまなざしを向けられたこともあると明かし、「私たちも逆境の中でも諦めず、強い意志を持って活動したい」と意気込んだ。(下高充生)
(2025年10月11日朝刊掲載)