平和公園と米パールハーバー協定 撤回求め街頭署名活動へ 29日から 広島の市民団体
25年10月22日
広島市中区の平和記念公園と米ハワイ州パールハーバー国立記念公園の姉妹公園協定を巡り、市民団体「広島・パールハーバーの協定撤回を求める会」は21日、撤回を訴える街頭署名を始めると発表した。
世話人代表の辻隆広さん(65)=東区=たちが市役所で記者会見した。市が締結理由を「未来志向で平和と和解の架け橋の役割を果たす」とし、米軍の原爆投下責任には触れていない点を問題視。「歴史や戦争に関する認識が甘く、過去から学んでいない」と批判し、市議会の議論を経ていないことにも異を唱えた。
呼びかけ人には「核兵器廃絶をめざすヒロシマの会」(HANWA)の森滝春子共同代表、平岡敬元市長たち23人が名を連ねた。2023年6月29日の協定締結日にちなみ、初回は29日午前10時から原爆ドーム近くの元安橋で活動する。その後も毎月29日に続ける。目標は1万筆。来夏以降に市と市議会へ提出する。
協定期限は28年6月までの5年で、市は若者の交流事業などを進めている。 (下高充生)
(2025年10月22日朝刊掲載)
世話人代表の辻隆広さん(65)=東区=たちが市役所で記者会見した。市が締結理由を「未来志向で平和と和解の架け橋の役割を果たす」とし、米軍の原爆投下責任には触れていない点を問題視。「歴史や戦争に関する認識が甘く、過去から学んでいない」と批判し、市議会の議論を経ていないことにも異を唱えた。
呼びかけ人には「核兵器廃絶をめざすヒロシマの会」(HANWA)の森滝春子共同代表、平岡敬元市長たち23人が名を連ねた。2023年6月29日の協定締結日にちなみ、初回は29日午前10時から原爆ドーム近くの元安橋で活動する。その後も毎月29日に続ける。目標は1万筆。来夏以降に市と市議会へ提出する。
協定期限は28年6月までの5年で、市は若者の交流事業などを進めている。 (下高充生)
(2025年10月22日朝刊掲載)