[被爆80年] 平和願い 歌い継ぐヒロシマ 東京の中村さん・伊藤さん 流川教会でライブ 体験記朗読も
25年10月26日
音楽で平和の大切さを伝える、いずれも東京都町田市のシンガー・ソングライター中村里美さん(61)とギタリスト伊藤茂利さん(71)のライブが25日、広島市中区の広島流川教会であった。広島で被爆した故沼田鈴子さんたち3人の体験記の朗読も交え、約50人に被爆者の思いを届けた。
平和記念公園(中区)の被爆アオギリの下で体験証言を続けた沼田さんをモチーフに作詩作曲された「アオギリにたくして」など計14曲を澄んだ歌声と柔らな弦の音色で奏でた。22歳で被爆し、左足を失いながらも被爆アオギリの姿に生きる力を得た沼田さんの体験記なども紹介した。
訪れた熊野町の中学校支援員の落海己嘉里(みかり)さん(63)は「感動した。平和につながる行動に自分も協力したい」と聞き入った。
2人のライブ「いのちの音色」は2008年8月6日に始まり、今回で300回目。中村さんは「広島で節目を迎え、運命を感じた」、伊藤さんは「被爆した教会で演奏できて感慨深い」と語った。(山本祐司)
(2025年10月26日朝刊掲載)
平和記念公園(中区)の被爆アオギリの下で体験証言を続けた沼田さんをモチーフに作詩作曲された「アオギリにたくして」など計14曲を澄んだ歌声と柔らな弦の音色で奏でた。22歳で被爆し、左足を失いながらも被爆アオギリの姿に生きる力を得た沼田さんの体験記なども紹介した。
訪れた熊野町の中学校支援員の落海己嘉里(みかり)さん(63)は「感動した。平和につながる行動に自分も協力したい」と聞き入った。
2人のライブ「いのちの音色」は2008年8月6日に始まり、今回で300回目。中村さんは「広島で節目を迎え、運命を感じた」、伊藤さんは「被爆した教会で演奏できて感慨深い」と語った。(山本祐司)
(2025年10月26日朝刊掲載)








