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東京の劇団招き音楽劇練習 玖波中生徒 原爆テーマ 12月に上演

 大竹市玖波の玖波中で、東京の劇団イッツフォーリーズを招いたワークショップがあった。劇団員5人と全校生徒約40人が、12月2日に校内で一緒に上演する原爆を題材にしたミュージカル「バウムクーヘンとヒロシマ」の練習をした。

 生徒は、日本で初めてバウムクーヘンを焼いたとされるドイツ出身の菓子職人カール・ユーハイムの半生や原爆投下後の似島(広島市南区)の惨状を伝える物語の内容を劇団員から聞き、約1時間半、手ほどきを受けた。登場する場面別の3組に分かれてテーマソングを歌ったり振り付けを覚えたりして、グループごとに成果を披露した。

 舞台芸術を盛り上げる日本芸術文化振興会の事業の一環で、生徒は住民や保護者も鑑賞する本番に向けて練習を続ける。3年藤岡脩馬(はるま)さん(14)は「みんなで演じるのは楽しい。元気を届けられる舞台にしたい」と意気込んでいた。(和泉恵太)

(2025年10月25日朝刊掲載)

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