千田の戦後の歩み 写真でたどる 写真家明田さんの作品 20ヵ所に展示
25年10月25日
広島市中区千田地区の戦後の歩みを捉えた写真を地元の店舗や施設で展示するイベント「せんだまち写真散歩」が25日、始まる。広島の復興をカメラで追い続けた写真家明田弘司(あけだこうし)さん(1922~2015年)の作品65点を紹介する。11月2日まで。
会場は千田胡子神社や書店、飲食店など20カ所。元安川で泳ぐ千田小の児童(1952年)、千田胡子神社のみこし出発式(56年)、広島貯金支局前の道路の舗装工事(58年)…。住民の営みや息遣い、インフラ復旧でまちが変遷していく様子がうかがえる。
明田さんは陸軍から復員後の48年、東千田町に写真店を開き、広島のまちの姿を撮り続けた。明田さんの写真で地域の復興の歩みを知ってもらおうと、住民有志でつくる「せんだまちアートプロジェクト実行委員会」が企画。写真を管理する「明田フォトプロジェクト」に協力を求めた。
実行委メンバーの前宏さん(74)は「当時を生き抜いた世代、そして今の若者たちにまち並みの変化を楽しんでほしい」と呼びかける。千田胡子神社で地図や会場の一覧を配る。(間庭翔太郎)
(2025年10月25日朝刊掲載)
会場は千田胡子神社や書店、飲食店など20カ所。元安川で泳ぐ千田小の児童(1952年)、千田胡子神社のみこし出発式(56年)、広島貯金支局前の道路の舗装工事(58年)…。住民の営みや息遣い、インフラ復旧でまちが変遷していく様子がうかがえる。
明田さんは陸軍から復員後の48年、東千田町に写真店を開き、広島のまちの姿を撮り続けた。明田さんの写真で地域の復興の歩みを知ってもらおうと、住民有志でつくる「せんだまちアートプロジェクト実行委員会」が企画。写真を管理する「明田フォトプロジェクト」に協力を求めた。
実行委メンバーの前宏さん(74)は「当時を生き抜いた世代、そして今の若者たちにまち並みの変化を楽しんでほしい」と呼びかける。千田胡子神社で地図や会場の一覧を配る。(間庭翔太郎)
(2025年10月25日朝刊掲載)








