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[使用済み核燃料どこへ] 中間貯蔵施設巡る調査結果 質問に答えるチラシ配布 中国電力、Q&Aで説明

 中国電力が山口県上関町で建設を検討する使用済み核燃料の中間貯蔵施設を巡り、中電は、上関町と周辺の柳井市、平生町、田布施町、周防大島町の1市4町で、計画地での「立地が可能」と判断した調査結果に対する住民の質問に答えるチラシを配布した。

 チラシのタイトルは「皆さまからのご質問にお答えさせていただきます」で表裏のB4判。各紙の新聞折り込みで26日、計約1万6千部を配った。地盤、火山、地震の調査方法など6項目についてQ&A方式で説明している。

 使用済み核燃料を入れるキャスクと呼ばれる金属製容器や空気を循環させてキャスクを冷やして保管する貯蔵の仕組みは図解も使って解説している。

 中電は9月下旬から10月上旬にかけて、中間貯蔵施設の計画地での調査結果の内容を伝えるチラシを全戸配布した。住民から質問などが多く寄せられたため、2回目のチラシ配布を決めた。「住民の疑問を少しでも解消するため、あらためてチラシを配布した。理解が得られるよう引き続き努力したい」としている。(川井直哉)

(2025年10月29日朝刊掲載)

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