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　公益財団法人ヒロシマ平和創造基金（理事長・岡畠鉄也中国新聞社社長）は２９日、国内外で音楽や芸術を学ぶ広島県在住または県出身の若者を支援する「ヒロシマ・スカラシップ２０２５」の奨学生計４人を決めた。

　音楽分野を対象にした中村音楽奨学金は、応募者１１人から３人を選んだ。チェコの国立ヤナーチェク音楽アカデミー２年でコントラバスを専攻する新宮香月さん（２７）たちに支給する。

　音楽以外の芸術を対象にした海外留学奨学金には、英国のヨーク大１年で映画・テレビ制作を専攻する中嶋聡仁（とみ）さん（１９）を応募者５人から選んだ。

　両奨学金は毎年選考し、２年を上限に年３６万円を支給する。

　その他の奨学生は次の皆さん。（敬称略）

　【中村音楽奨学金】イタリア・トリノ国立音楽院修士課程２年　原辺芽依（２５）＝バイオリン▽ドイツ・ハンブルク大日本学科　樋口史都（２９）＝音楽教育学

（２０２５年１０月３０日朝刊掲載）