緑地帯 佐々木博光 アマチュア映像65年の歩み⑧
25年10月31日
													 65年の歩みの中で存亡の機に直面した。壮年だったメンバーは高齢化が進み、徐々に定年後の趣味の会に。約50人いた会員は7人にまで減った。上映会の作品が集まらない。会費で運営しているので上映会のプログラムの印刷・郵送代、会場費も払えない。ピンチに陥った。私が3代目会長の頃は、交流のあった呉市の「阿賀ビデオクラブ」から入会者を迎えたり、テレビに動画を投稿している人を誘ったりしながら、ほそぼそと続けた。
その頃、元NHKの制作プロをアドバイザーに迎えて映像づくりの指導を受け、会員による共同制作を始めた。地域をテーマに、「路面電車が走る街」(2010年)「手づくり花火に魅せられた男衆」(11年)「水の都『ひろしま橋物語』」(13年)などを制作した。
14年には60分の長編「紫の街 輝いて~横川今昔」を共同制作。広島市西区民文化センターで開いた上映会は150席の会場に観客があふれた。「横川シネマ」でも上映した。
また、パソコン(PC)編集講座を開き、会員の技術がレベルアップ。士気も上がった。現在、会員は23人まで回復している。一方で、全国のアマチュア団体の多くは消えた。広島県内では呉市阿賀の団体も解散した。
いま倶楽部ではSNS時代を視野に入れたPC編集教室の開催を準備している。時代の進化に対応し、次代を担うアクティブシニア会員を増やしていきたい。(広島エイト倶楽部理事=広島市)=おわり
(2025年10月31日朝刊掲載)
                        
                    
		
                    
                その頃、元NHKの制作プロをアドバイザーに迎えて映像づくりの指導を受け、会員による共同制作を始めた。地域をテーマに、「路面電車が走る街」(2010年)「手づくり花火に魅せられた男衆」(11年)「水の都『ひろしま橋物語』」(13年)などを制作した。
14年には60分の長編「紫の街 輝いて~横川今昔」を共同制作。広島市西区民文化センターで開いた上映会は150席の会場に観客があふれた。「横川シネマ」でも上映した。
また、パソコン(PC)編集講座を開き、会員の技術がレベルアップ。士気も上がった。現在、会員は23人まで回復している。一方で、全国のアマチュア団体の多くは消えた。広島県内では呉市阿賀の団体も解散した。
いま倶楽部ではSNS時代を視野に入れたPC編集教室の開催を準備している。時代の進化に対応し、次代を担うアクティブシニア会員を増やしていきたい。(広島エイト倶楽部理事=広島市)=おわり
(2025年10月31日朝刊掲載)








