核廃絶 超党派の勉強会 今月下旬発足
25年11月1日
与野党8党の議員は31日、国会内で会合を開き、核兵器廃絶に取り組む超党派の勉強会を11月下旬に発足させると決めた。核拡散防止条約(NPT)や核兵器禁止条約への理解を深め、国会内での賛同者を増やしていく狙い。
自民党の寺田稔氏、立憲民主党の森本真治氏をはじめ、日本維新の会、国民民主党、公明党、れいわ新選組、共産党、社民党の議員計8人が参加。勉強会を11月下旬から当面、来年10月まで月1回、続けると決めた。
会合では、3月の核兵器禁止条約締約国会議に「個人的にはオブザーバー参加すべきだと思っていた」と首相退任後に語った石破茂前首相を講師に招きたいとの意見が上がった。被爆者援護に関する日本被団協の要求や核抑止論の限界を学ぶ案も出た。
代表世話人の一人に就く森本氏は取材に「政府に核兵器禁止条約へのオブザーバー参加を求めたい」と述べた。寺田氏は「初めて核廃絶に向けた超党派の議員勉強会ができる。核兵器保有国がNPTに沿って核弾頭を減らすのが重要だ」と強調。トランプ米大統領が核実験の指示を表明したことには「大変残念だ。核実験の禁止を働きかけていきたい」と語った。
日本被団協が10月、与野党の議員に発足を要請していた。(宮野史康)
(2025年11月1日朝刊掲載)
自民党の寺田稔氏、立憲民主党の森本真治氏をはじめ、日本維新の会、国民民主党、公明党、れいわ新選組、共産党、社民党の議員計8人が参加。勉強会を11月下旬から当面、来年10月まで月1回、続けると決めた。
会合では、3月の核兵器禁止条約締約国会議に「個人的にはオブザーバー参加すべきだと思っていた」と首相退任後に語った石破茂前首相を講師に招きたいとの意見が上がった。被爆者援護に関する日本被団協の要求や核抑止論の限界を学ぶ案も出た。
代表世話人の一人に就く森本氏は取材に「政府に核兵器禁止条約へのオブザーバー参加を求めたい」と述べた。寺田氏は「初めて核廃絶に向けた超党派の議員勉強会ができる。核兵器保有国がNPTに沿って核弾頭を減らすのが重要だ」と強調。トランプ米大統領が核実験の指示を表明したことには「大変残念だ。核実験の禁止を働きかけていきたい」と語った。
日本被団協が10月、与野党の議員に発足を要請していた。(宮野史康)
(2025年11月1日朝刊掲載)








