[使用済み核燃料どこへ] 益田 核ごみ文献調査断念 審議拒否は「事実誤認」 島根知事、自主的判断と見解
25年11月12日
島根県の丸山達也知事は11日の記者会見で、原発由来の高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定を巡り、益田市の経済界有志が5月、第1段階の「文献調査」の受け入れを断念したことについて「活動した方々が考え、活動をやめることになった」と述べ、自主的な判断だったとの認識を示した。
佐賀県玄海町の脇山伸太郎町長が10日、東京都内であった会議で「国家的課題である最終処分について、議会での議論にも至らず、島根県知事や益田市長が審議を拒んだことは甚だ遺憾だ」と批判したのを受けた反論。丸山知事は「事実誤認だ」と淡々と述べた。
脇山氏の発言に対して益田市の山本浩章市長が示した「市全体としてマイナスになると思い、中止を勧告しただけ」との見解を紹介し「同じ認識だ」と同調。「政治家のやることは益田市民、島根県民が評価する。部外者が言われていることは聞き流すことにしたい」と語った。(桑田勇樹)
(2025年11月12日朝刊掲載)
佐賀県玄海町の脇山伸太郎町長が10日、東京都内であった会議で「国家的課題である最終処分について、議会での議論にも至らず、島根県知事や益田市長が審議を拒んだことは甚だ遺憾だ」と批判したのを受けた反論。丸山知事は「事実誤認だ」と淡々と述べた。
脇山氏の発言に対して益田市の山本浩章市長が示した「市全体としてマイナスになると思い、中止を勧告しただけ」との見解を紹介し「同じ認識だ」と同調。「政治家のやることは益田市民、島根県民が評価する。部外者が言われていることは聞き流すことにしたい」と語った。(桑田勇樹)
(2025年11月12日朝刊掲載)








