米ミサイル装置撤収 岩国基地 防衛局が市に伝達 当初予定から大幅遅れ
25年11月18日
9月の日米共同訓練で米軍岩国基地(岩国市)に展開された米陸軍のミサイル発射装置「タイフォン」について、中国四国防衛局は17日、同基地からの撤収が完了したと市に伝えた。市が明らかにした。当初は訓練後約1週間で撤去される予定だったが、2カ月近く基地に残り、市が懸念を示していた。
市基地政策課によると、防衛局は撤収完了を伝達してきた一方、「これ以上の詳細は米軍の運用に関することであり、お答えは差し控える」とし、撤収作業の期間や撤去が遅れた理由には言及しなかった。
タイフォンは、9月11~25日にあった日米共同訓練の一環で岩国基地に国内で初めて展開された。防衛局は「展開は一時的」とし、訓練後1週間ほどで撤収されるとの予定を市に伝えていた。しかし予定期間を過ぎても撤去されず、市は「当初の説明と違っている」として早急な撤去を求めていた。
防衛局は「航空機の手配などの撤収作業には一定の時間を要する」などと説明していた。市側は、米連邦政府の予算失効の影響があったのではないかと推測するが、関連は明らかになっていない。(長久豪佑)
(2025年11月18日朝刊掲載)
市基地政策課によると、防衛局は撤収完了を伝達してきた一方、「これ以上の詳細は米軍の運用に関することであり、お答えは差し控える」とし、撤収作業の期間や撤去が遅れた理由には言及しなかった。
タイフォンは、9月11~25日にあった日米共同訓練の一環で岩国基地に国内で初めて展開された。防衛局は「展開は一時的」とし、訓練後1週間ほどで撤収されるとの予定を市に伝えていた。しかし予定期間を過ぎても撤去されず、市は「当初の説明と違っている」として早急な撤去を求めていた。
防衛局は「航空機の手配などの撤収作業には一定の時間を要する」などと説明していた。市側は、米連邦政府の予算失効の影響があったのではないかと推測するが、関連は明らかになっていない。(長久豪佑)
(2025年11月18日朝刊掲載)








