[戦後80年 芸南賀茂] 戦艦大和の足跡や亀ケ首の歴史記す 呉の研究者相原さん 2冊出版 23日講演
25年11月19日
広郷土史研究会(呉市)顧問で海軍史研究者の相原謙次さん(呉市海岸)が、新刊2冊を自費出版した。戦後80年に合わせて、戦艦大和の詳細な足跡や倉橋島の旧海軍施設「亀ケ首発射場跡」の歴史などを記した。
「戦艦大和全史」(A4判、115ページ)は、長年かけて集めた膨大な資料、大和の生還者や旧海軍工廠(こうしょう)の技術者たちの証言などを基に執筆した。沖縄特攻作戦に至る経緯や、米軍機の猛攻を受けた際の艦内の様子なども伝える。大和の建造計画から沈没、戦後の動きなどをたどる詳細な年表も掲載した。
「亀ケ首発射試験所の全貌」(A4判、124ページ)では、大和の主砲の性能テストも行った亀ケ首発射場跡が倉橋島東端に造られた理由や、各種試験の具体的な方法などを解き明かした。啓文社ゆめタウン呉店(宝町)や呉中央桟橋ターミナル(同)の売店で販売している。
相原さんは「先人から話を直接聞けた最後の世代として語り継ぎたい」と力を込める。23日午後0時半から呉市広古新開の広市民センターで「広海軍工廠と第11海軍航空廠」をテーマに講演する。入場無料。相原さん☎090(5378)7397。(栾暁雨)
(2025年11月19日朝刊掲載)
「戦艦大和全史」(A4判、115ページ)は、長年かけて集めた膨大な資料、大和の生還者や旧海軍工廠(こうしょう)の技術者たちの証言などを基に執筆した。沖縄特攻作戦に至る経緯や、米軍機の猛攻を受けた際の艦内の様子なども伝える。大和の建造計画から沈没、戦後の動きなどをたどる詳細な年表も掲載した。
「亀ケ首発射試験所の全貌」(A4判、124ページ)では、大和の主砲の性能テストも行った亀ケ首発射場跡が倉橋島東端に造られた理由や、各種試験の具体的な方法などを解き明かした。啓文社ゆめタウン呉店(宝町)や呉中央桟橋ターミナル(同)の売店で販売している。
相原さんは「先人から話を直接聞けた最後の世代として語り継ぎたい」と力を込める。23日午後0時半から呉市広古新開の広市民センターで「広海軍工廠と第11海軍航空廠」をテーマに講演する。入場無料。相原さん☎090(5378)7397。(栾暁雨)
(2025年11月19日朝刊掲載)








