[戦後80年] 満州開拓団 歴史を学ぶ 24日 中区で講演会
25年11月21日
戦時下に日本から旧満州(中国東北部)へ送り出された開拓団の歴史を学ぶ講演会が24日午後1時半、広島市中区の合人社ウェンディひと・まちプラザである。関係者からの聞き取りを重ねた世羅町の住職山下義心さん(89)が話す。無料。
「満州開拓団―広島県では」と題し、山下さんが国策として始まった経緯を解説。地元の世羅郡から送られた開拓団の足取りをたどり、入植地での苦労や終戦時の混乱で起きた自決など開拓を巡る悲劇を伝える。
有志が刊行した「広島県満州開拓史」によると、県内から渡ったのは約1万1千人で全国で8番目に多い。講演会を企画した原爆資料館ピースボランティアの福島正昭さん(81)=南区=は「記憶が薄れていく開拓の歴史から平和の大切さを学んでほしい」とする。先着100人で申し込み不要。福島さん☎090(4654)3095。
(2025年11月21日朝刊掲載)
「満州開拓団―広島県では」と題し、山下さんが国策として始まった経緯を解説。地元の世羅郡から送られた開拓団の足取りをたどり、入植地での苦労や終戦時の混乱で起きた自決など開拓を巡る悲劇を伝える。
有志が刊行した「広島県満州開拓史」によると、県内から渡ったのは約1万1千人で全国で8番目に多い。講演会を企画した原爆資料館ピースボランティアの福島正昭さん(81)=南区=は「記憶が薄れていく開拓の歴史から平和の大切さを学んでほしい」とする。先着100人で申し込み不要。福島さん☎090(4654)3095。
(2025年11月21日朝刊掲載)








