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韓国人原爆犠牲者悼む 40回目の慰霊祭 駐日大使も参列

■記者 水川恭輔

 韓国人原爆犠牲者慰霊祭が5日、平和記念公園(広島市中区)の韓国人原爆犠牲者慰霊碑前で開かれ、遺族たち約300人が参列した。在日本大韓民国民団(民団)県地方本部が主催した。

 同本部の権五源(クォンオウォン)団長が、この1年で亡くなった14人の名前を加えた計2647人分の死没者名簿を慰霊碑に納めた。韓国の権哲賢(クォンチョルヒョン)駐日大使も参列し、「侵略と戦争の不幸の歴史で多くの善良な人々が犠牲となり、心を痛めます」と追悼の言葉を述べた。

 参列者による「鎮魂への祈り」をテーマにした舞の披露や慰霊歌の合唱もあった。慰霊祭は今年で40回目。慰霊碑を公園内に移してからは11回目になる。

(2009年8月6日朝刊掲載)

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