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オバマ氏招致スタート 広島の中高生30人 折り鶴づくり呼び掛け

■記者 明知隼二

 核兵器の廃絶を目指す広島の中高生でつくる「中高生ノーニュークネットワーク広島」が6日、オバマ米大統領を広島に呼ぶための街頭活動を始めた。世界中にある核兵器の数を上回る折り鶴を来年3月、ホワイトハウスに届け、大統領の広島訪問を求める。

 市内九つの中・高校に通う約30人が、中区のNHK広島放送センタービル1階と元安橋の2カ所で初めての街頭活動に取り組んだ。手づくりのポスターを首から提げ「核兵器廃絶のためにオバマ大統領を広島に呼ぼう」と、市民や観光客に折り鶴づくりへの協力を呼び掛けた。

 2時間ほど活動し、元安橋では予定していた500枚の折り紙がすべてなくなった。NHKビルでも親子連れが一緒に鶴を折る姿が見られた。袋に入れた折り鶴を何十羽も届けてくれる市民もいた。

 広島女学院高の中垣友里さん(17)は「集まった折り鶴を見ると、大きな目標に一歩近づいたと実感する」と手応えを感じていた。

 9月からは、市内の他の中高にも協力を求める。問い合わせはメールnonukehiroshima@gmail.com

(2009年8月7日朝刊掲載)

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