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子ども記者の姿 ネットで中継 新聞博物館

■記者 吉原圭介

 「ひろしま国」展を開催中の横浜市中区、日本新聞博物館で6日、広島市の平和記念式典の様子やジュニアライターの取材風景が上映された。中国新聞社がインターネットを使って被爆地から発信した。

 展示会場に隣接するシアターのスクリーンに、原爆慰霊碑前の様子や式典の録画を映し出した。NTTドコモの協力で生中継も試み、ジュニアライターが平和記念公園を訪れた人に「平和って何色だと思いますか」などとアンケート取材する光景も上映した。

 横浜市都筑区、立教大3年上田岳雄さん(20)は「核兵器を世界からなくすことを考えるのに一番ふさわしい日。近くで広島の様子が分かるのはいい」と中継に見入っていた。

 またこの日は神奈川県原爆被災者の会の中村雄子事務局長(77)が約100人を前に、広島での被爆体験やその後の被爆者支援活動について講演した。アニメ「しんちゃんのさんりんしゃ」の上映もあった。

(2009年8月7日朝刊掲載)

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