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核軍縮で首脳級会合 国連安保理 来月、オバマ氏が主宰

 スーザン・ライス米国連大使は5日、来月24日に国連安全保障理事会で核軍縮・不拡散をテーマにした首脳級の特別会合をオバマ大統領の主宰で開くことを明らかにした。「核兵器のない世界」を掲げるオバマ政権の核不拡散への真剣な取り組みを示す場となりそうだ。

 会合には国連総会の一般討論に出席する日本の「次期首相」らも参加するとみられ、核軍縮を促す決議などを採択し、2010年の核拡散防止条約(NPT)再検討会議に弾みを付ける狙いとみられる。

 オバマ大統領は来月22日の国連気候変動サミットで〝国連デビュー〟する予定で、安保理への参加で本格的な国連外交を展開することになる。

 大使は5日の安保理協議後、記者団に「(核廃絶に関し)大統領が4月にプラハで行った演説について議論を深めるよい機会だ」と述べ、北朝鮮やイランの核問題なども話し合いたいとした。米国は9月の安保理議長国。

 大統領は同23日には国連総会の一般討論で演説する見通し。

(共同通信配信、2009年8月7日朝刊掲載)

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