世界大会 長崎で始まる 原水禁・協など
09年8月8日
■記者 金崎由美、東海右佐衛門直柄
日本原水協などと原水禁国民会議などの二つの原水爆禁止世界大会は7日、会場を広島から長崎に移して討議を再開した。それぞれ9日まで、シンポジウムや分科会を通じ、核兵器廃絶のアピール方法や被爆者援護の今後をテーマに議論を深める。
原水協は長崎市民会館で世界大会長崎の開会総会。全国の労組などから約6000人が参加した。全労連の大黒作治議長は、核兵器のない世界の実現を目指すとしたオバマ米大統領のプラハ演説に触れ、「今こそ核兵器廃絶の運動を盛り上げよう」と呼び掛けた。
連合、核禁会議、原水禁は長崎県立体育館で平和ナガサキ大会を共催し、3900人が集まった。連合の高木剛会長は「道のりは険しいが、必ず世界から核兵器をなくすために力を合わせよう」とあいさつ。長崎県被爆者手帳友愛会の中島正徳会長(79)が「あれから64年。生き残った人たちは今も後障害に苦しんでいる」と声を絞りながら支援を訴えた。
(2009年8月8日朝刊掲載)
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(2009年8月8日朝刊掲載)
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