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国内外の学生ら平和を語り合う 青少年未来会議

■記者 桑田勇樹

 海外の高校生、大学生たちが11日、広島市中区の原爆資料館で、長崎に出張中の広島平和文化センターのスティーブン・リーパー理事長とテレビ電話で意見交換した。広島市教委が開いている 青少年国際平和未来会議(5~16日)の一環。

 英国、ドイツ、中国など海外5カ国と日本の学生計52人が集まった。英国の学生は「平和の実現へ若者は何ができるか」と質問。リーパー理事長は「それぞれの故郷で平和への思いを発信してほしい」と呼び掛けた。

 「核兵器は廃絶すべきだが、原子力の平和利用はどうか」との中国の学生の問いに、理事長は「使用後の核燃料の処理が安全と言い切れない」と疑問を呈した。

 リーパー理事長は、長崎市であった平和市長会議の総会に出席後、関係者との協議を続けている。

(2009年8月12日朝刊掲載)

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