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あすから国連軍縮会議 新潟 核拡散防止など討議

■記者 金崎由美

 核軍縮、核不拡散の促進策を探る国連軍縮会議が26~28日、新潟市中央区の朱鷺(とき)メッセである。「新潟から世界へ 核兵器のない世界に向けた新しい決意と行動」をテーマに、約20カ国の政府関係者や研究者ら約90人が意見交換する。

 来年5月の核拡散防止条約(NPT)再検討会議をどう成功に導くかが討議の焦点。鍵を握るオバマ米政権の軍縮・不拡散政策についてスーザン・バーク大統領特別代表(核不拡散担当)が報告する。再検討会議で議長を務めるフィリピンのリブラン・カバクチュラン駐アラブ首長国連邦大使、日本の須田明夫軍縮大使、広島平和文化センターのスティーブン・リーパー理事長らも討議に加わる。

 再検討会議の展望に絡め、朝鮮半島の非核化をはじめとする地域課題、クラスター爆弾など通常兵器の軍縮、市民社会の役割、原子力の平和利用についても議論を深める。

 26日は開会式に続き、旧ソ連の核実験場があったカザフスタンのカナット・サウダバエフ国務長官が基調講演する。

 国内での国連軍縮会議は21回目で、新潟では初めて。国連軍縮部と国連アジア太平洋平和軍縮センターが主催する。

(2009年8月25日朝刊掲載)

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