×

ニュース

市民折り鶴 1万5000羽届く 三次市、戦争展で呼び掛け

■記者 桜井邦彦

 三次市は10日、市に寄せられた市民手作りの折り鶴を、平和記念公園(広島市中区)にある原爆の子の像に手向ける。これまでに約1万5千羽が集まった。広島に届ける前日の9日まで、持参を受け付ける。

 市は7月2日から8月末まで、市内10カ所を巡回する平和絵手紙・沖縄戦写真パネル展を開催した。平和について考えてもらうため会場で折り鶴作りを呼び掛け、期間中に約2千羽が集まった。さらに、三良坂町の三良坂平和を願う会など市内の団体からも折り鶴が寄せられた。

 同市十日市東の青少年女性センターには、机の上に大小の折り鶴が山積み。糸に通す前のものもあり、市地域振興課の職員が完成させて届ける予定だ。

 担当の中垣健一主任主事(34)は「多くの数の折り鶴を目の当たりにし、市民の平和を願う気持ちをひしひしと感じた。その心をきちんと広島に届けたい」と話している。

(2009年9月4日朝刊掲載)

関連記事
三良坂 つなぐ8・6 <上> 百日紅(09年8月 3日)
三良坂 つなぐ8・6 <下> 平和を願う会(09年8月 3日)

年別アーカイブ