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米同時テロ8年 旧球場 平和の願い点灯

■記者 浜岡学

 米中枢同時テロから8年の11日、旧広島市民球場(広島市中区)のスコアボードに平和のメッセージが映し出された。

 選手名を示す部分に、中区の原爆慰霊碑の碑文「安らかに眠って下さい 過ちは繰返しませぬから」を表示。脇には、家族の介護に専念している東区の元介護ヘルパー岡本廉(きよし)さん(49)が、平和を祈って作った詩も映した。

 この日、岡本さんは旧球場で障害者と健常者が交流するソフトボール大会を企画。メッセージの点灯も発案した。「復興のシンボルの旧球場から、平和の願いを発信できた」。参加者13人でテロの犠牲者を悼んだ。

(2009年9月12日朝刊掲載)

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