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「3党で米と交渉」 米軍再編で社民・福島党首

■記者 林淳一郎

 民主、国民新党と連立政権を組む社民党の福島瑞穂党首は15日、在日米軍再編について「民主党だけでなく3党で米国と交渉する」と述べ、米軍基地の縮小・撤去を新政権の課題と位置付け、米側に求めていく考えを示した。党本部で中国新聞の取材に応じた。

 3党は既に在日米軍基地の在り方について「見直しの方向で臨む」方針で合意。一方、社民党は衆院選のマニフェスト(政権公約)で米軍基地の縮小・撤去を明記するなど一歩踏み込んだ主張をしてきた。福島氏はその点を踏まえ、「まだ詰める必要がある」とし、3党の党首級でつくる基本政策閣僚委員会を念頭に協議を継続する意欲を見せた。

 また、外交・安保の基本方針づくりに積極的に加わるため、新政権が設ける国家戦略局への関与を引き続き求めていく考えも示した。

(2009年9月16日朝刊掲載)

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