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指導者 広島・長崎へ 首相呼び掛け

 鳩山由紀夫首相は24日午前(日本時間同日夜)、国連安全保障理事会の核軍縮・不拡散に関する首脳級特別会合で、非核三原則を堅持する決意を重ねて強調し、世界の核廃絶運動の先頭に立つ決意を表明した。

 鳩山首相は英語で行った演説の冒頭で「世界の指導者にぜひ広島、長崎を訪れて核兵器の悲惨さを心に刻んでいただければと思う」と呼び掛けた。

 また首相は「日本が核兵器開発の潜在能力があるにもかかわらず、核軍拡の連鎖を断ち切る道を選んだのは、唯一の被爆国としての道義的責任を感じたためだ」と指摘。「核保有国であろうと、非核保有国であろうと核軍縮、不拡散に向けて行動することは地球上のすべての国家の責任だ」と訴えた。

(共同通信配信、2009年9月25日朝刊掲載)

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