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「NLPは硫黄島で」 岩国市長が国に要請書

■記者 道面雅量

 在日米軍が空母艦載機の夜間離着陸訓練(NLP)の予備施設に米海兵隊岩国基地(岩国市)を指定した問題で、岩国市の福田良彦市長は28日、指定をやめるよう米側への働き掛けを求める要請書を防衛、外務両省に提出した。

 要請書は山口県との連名。防衛省では、福田市長が藤井哲男県東京事務所長とともに、楠田大蔵政務官に手渡した。訓練は硫黄島で完了させるべきで、岩国基地の使用は容認できないとする内容。市長によると、政務官は「政権が変わっても岩国基地をNLP施設にしない考えは変わらない」と述べたという。

 当初、北沢俊美防衛相が対応する予定だったが、「急な政務」を理由に政務官が代行した。外務省では武正公一副大臣が対応した。

(2009年9月29日朝刊掲載)

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